documentary of 乃木坂46

120分の映画のうち、何分涙を流しただろう

先日documentary of 乃木坂46を観賞した。
仕事を切り上げ、レディースデイを選んでの観賞。

母親という切り口でドキュメンタリーは進んでいった。
途中、生駒ちゃんやフロントメンバーの素の顔に迫りつつ、どちらかと言えば要所要所を抑え、淡々と進んでいくイメージだった。

生駒、生田、白石、橋本、西野。
5人の生き方に、ごく普通の女の子としての顔、アイドルとしての顔の両面を感じる。その一方で、誰もが【自分】と重ねて見ることができるように作られていると感じた。(とくに、乃木坂46のメンバーはなんだかんだで内気であったり、その反対に色々こなせる、と思われていたり。ヲタに色濃く共通する性格を元々持ち合わせてるような気がして)

自分の話やけど、一番重ねたのは実はさゆりん。
プリンシパルの生駒ちゃんとの言い合いの場面で、なんて幼くて自分勝手なんだろうと思った。それは私が私を重ねるのには十分だった。
すべての重圧を受け、それでもみんな同じなんじゃないの?と泣きながら説く生駒ちゃんに胸が痛んだ。被害者ぶってて、自分は周りと違うとおもいこんで、それを受け入れられないのはさゆりんの方なのに。

小学校、なんなら中学なんか顕著に学校は好きじゃなかった。ここにはあんまり居たくないなあ、と思って背伸びして受けた高校はすごく楽しかった。浪人しても、入りたかった大学にはいけなかったけど、納得のいく、むしろ棚ぼた的に大学にはいった。そのあと、会社にはいって、初めの一年いい位置にいたにも関わらず、いや、もしかしたら、回りからみたら今も変わらないかもしれないけどそんな簡単じゃない!なんでわかってくれないの、と思うことがあるからかもしれない。

さゆりんに伝えたい、大学にいっても、その希望が叶っても叶わなくても、いつか少しだけ似たような思いはするのかもしれないね、と。

人が人を重ねられるからこそ、変わりたいと。そしてメンバーたち、乃木坂の強く思うのかなと感じました。

ちなみに一番泣けたのはみなみのくだりです。あそこでああだったみなみがあんな風になっていまこんな風なのは、と思った。ぜひ情熱大陸星野みなみ